■枠組足場の特徴
枠組足場が活躍する現場は、主に高層建築工事です。地上から45Mまでの建物に対応でき、ビル工事や大規模な建設現場にはうってつけの足場となっています。
もちろん高層まで伸びる足場を組むためには、それ相応の足場の強度がなければいけませんが、安全性を高める構造を長い歴史の中で構築してきたため、組み上げるのに必要な構成部材が増えてきたという背景もあります。
○組み立て方
鋼管を門型に溶接された建枠を中心に、ジャッキ・筋交・鋼製布板などの基本部材を組み立てる方法です。各部材が軽量で扱いやすい形状をしており、組み立て時にハンマーでの打ち込みがないため、騒音が比較的少なくなっています。
■枠組足場のメリット
・ビルなどの高層建築工事(地上から45Mまでの建物)に対応できる
・組み立て時にハンマーでの打ち込みがなく、騒音が比較的静か
・作業床の幅を広く取れ、足場の強度が高く、安全性と耐久性に優れる
枠組足場は安全性を高めるために必要な構成部材が多く、建枠の種類は寸法より、標準枠(枠巾900mm以上)・簡易枠(枠巾900mm未満)・拡幅枠に分類され、メートルサイズのものもあります。また建枠だけで50種類以上の部材があり、多くのメーカーが参入しているのも特徴です。